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【イギリス】ボーダフォン、IoTデバイスで海外線の侵食モニタリングとスマート農業を支援。政府・自治体等と協働

 英通信大手ボーダフォンは10月14日、海岸侵食のリスク把握や、スマート農業の実践で、小型センサーを搭載した同社の狭帯域通信IoTデバイスが活用されていると発表した。

 同アクションは、英政府と同国イングランド・ドーセットの自治体「ドーセット・カウンシル」のイニシアチブ「5G RuralDorse」の一環。地方コミュニティの豊かで安全な生活に向けた次世代型コネクティビティの潜在性の把握を進める。

 海岸線モニタリングでは、同イニシアチブとボーダフォン、英地質調査所(BGS)、ボーンマス大学、ドーセット・カウンシル、Neutral Networksが協働。当局の地球科学データを活用したモニタリングシステムを共同開発し、政府による海岸線の危機管理と、レジリエンス向上に向けた意思決定を可能にする。

 具他的には、ボードフォンのデバイスを活用し、ボーンマス大学開発のセンサーで地盤移動、地下水変化、地表温度等の環境要因に関するデータを収集。収集したデータは、ボーンマス大学開発の機械学習メソッドのもと人工知能(AI)で分析し、BGSの専門家たちによる解釈を進める。

 今回対象となる海岸は、ジュラシック・コーストとして知られる全長155kmのドーセット及び東デヴォン海岸。国連教育科学文化機関(UNESCO)の世界遺産指定20周年を迎えるが、2021年だけでも5回の土砂崩れが発生。侵食による損傷も大きく、周辺の住民や建築物への危険性が高い。また自然の美しい景観が失われることも危惧されており、同社技術による海岸の侵食状況モニタリングと抑制が期待される。

 スマート農業では、ドーセットの地域農家へIoTデバイスを提供。英通信Wessex Internetが開発したセンサーをボーダフォンのIoTデバイスに搭載し、リアルタイムでのアラート、データ、農業関連のインサイトの取得・モニタリングを可能にした。取得するデータは、土壌の健康、近隣の水流や河川の水質、家畜や高性能機器の状況等。モニタリングを通じ、農家の生産性向上と環境インパクト削減に寄与する。

【参照ページ】Vodafone and partners helping to detect coastal landslides and support smart farms
【画像】Vodafone

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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