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【国際】ドイツ政府、2022年のG7アジェンダ発表。サステナビリティを全面。非国家主体も重視

 ドイツ政府は1月21日、2022年のG7議長国として、各G7会合での重要テーマと「ドイツG7アジェンダ」を発表。5つの優先分野を設定した。加えて、国家間だけでなく、各アクター間での議論を積極的に深めていく姿勢も披露した。

 ドイツでは、2020年12月に社会民主党(SPD)のオラフ・ショルツ党首を首相とした新政権が発足。中道左派のSPD、環境政党の緑の党、中道リベラルの自由民主党(FDP)の3党による連立政権となっている。メルケル氏によるキリスト教民主同盟 (CDU)、 キリスト教社会同盟 (CSU)、SPDの三党連立と比べ、さらにリベラル色が強い。

 今回設定した5つの優先分野は、「持続可能な地球」「経済の安定と変革」「健康的な生活」「より良い未来への投資」「強い結束力」。持続可能な地球では、気候、環境、生物多様性を保護し、世界のエネルギー転換を加速することを掲げ、ドイツ政府を発起人とする「気候クラブ」を設立する。

 経済の安定と変革では、環境及び社会の両面から公正な変革を実現し、経済的繁栄へとつなげると標榜。サステナビリティを重視した新型コロナウイルス・パンデミックからの経済回復を大上段に構えた。

 健康的な生活では、新型コロナウイルス感染症ワクチン接種の世界的な普及の加速とともに、国際的な医療体制の改善も目指す。

 より良い未来への投資では、新興国と発展途上国でのインフラ投資需要を満たすため、G7インフライニシアチブを立ち上げる。特に気候変動と健康を2大テーマに据えた。食糧安全保障も含まれる。

 強い結束力では、民主主義、法の支配、人権という共通の価値観の打ち出した。社会正義、平等、インクルーシブなデジタル化への強いコミットメントを推進する。同時に、平和と安全のための橋渡し役、調停役としてのG7の役割を強化していく。

 さらに今回、G7会合の主催とともに、産業界でのBusiness7(B7)、NGOのCivil7、労働組合のLabour7、科学界のScience7、シンクタンクのThink7、女性のWomen7、若者のYouth7の会合も計画していることを明らかにした。

【参照ページ】Progress towards an equitable world

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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