
 化学世界大手独BASFは2月7日、ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)製品のカーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)版「ルプラネート・ゼロ」の販売を開始すると発表した。
 同製品は、原料調達から顧客への配送するまでの二酸化炭素ネット排出量が全てゼロ。カーボンオフセットも使用していない。原料では、マスバランス方式で植物由来の再生可能原材料を採用。製造工程では、エネルギーを全て再生可能エネルギー化した。TÜV NORDからカーボンニュートラルの第三者検証も受けた。
 同製品は、まず、建材用のMDIポリイソシアヌレートパネルや硬質ポリウレタンフォーム向けに素材「ルプラネート M 70 R」で採用が決まっている。今後、他のルプラネート製品にも導入していく計画。
 同社は2030年までに二酸化炭素排出量を2018年比25%削減が目標。各製品のカーボンフットプリント(PCF)算出も進めている。同社は、ルプラネートでも2021年からカーボンフットプリントのデータ提供を開始。すでに植物由来素材型の「ルプラネートBMB」、再生素材型の「ルプラネートcCycled」の提供を開始していた。
【参考】【ドイツ】BASF、45000全製品のカーボンフットプリント算出。顧客提供開始。世界初(2020年8月14日)
【参照ページ】BASF expands portfolio of climate friendly products introducing the first isocyanate not carrying a CO2 backpack
    
    
	 
	
    
    
    
        
            
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