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【韓国】ロッテケミカル、カーボンニュートラルで国内外で大規模投資。戦略明確

 韓国化学大手ロッテケミカルは2月14日、石油化学系生分解性プラスチック素材「PHA(ポリヒドロキシアルカノエート)」の生産技術を開発すると発表した。PHAは現状、微生物発酵で生産されている。今回の計画が成功すれば、石油由来PHAの量産で世界初となる。

 PHAは、海洋生分解性がある素材。同社は、新技術開発で、韓国の中央大学の尹承鎬教授と協働。韓国科学情報通信部、韓国国立研究財団、西江大学の支援も受ける。2023年までの技術完成を目指す。微生物発酵での生産と比べ、大幅にコスト削減が可能とみており、コスト競争力で勝負していく。

 今回同社は、生分解性プラスチック素材の世界需要は、2020年の約97万tから2026年には約200万tに増え、年平均成長率は14%との業界予測にも言及した。

 同社は、2月7日には、大山石油化学コンプレックスでの大規模投資を発表。67,500m2の敷地に、電気自動車(EV)用電解質有機溶剤工場、二酸化炭素回収・液化設備、エチレンオキサイドアダクト(EOA)及びおよびHPEO(高純度エチレンオキサイド)工場の拡張等で、約602億ウォン(約57億円)を投資するとした。同社は「エコとスペシャリティの強化」を2030年ビジョンとして掲げている。

 EV用電解質有機溶剤の生産では、これまで韓国が輸入に依存していた高純度EC(エチレンカーボネート)とDMC(ジメチルカーボネート)を生産。EOAは、現在の年間33万トンtから48万tへと生産能力が大幅に増加。EOAと高純度EC、DMCの原料を確保するため、HPEO(高純度エチレンオキサイド)も25万t体制に引き上げる。

 二酸化炭素回収・液化では、パイロット設備の実証運転終了後、20万tの回収・液化体制を整備。2023年下期の商業生産を目指す。回収された二酸化炭素は、高純度ECやDMCの原料として使用。ドライアイスや半導体洗浄液等として外販する計画。

 同社は1月には、ポスコ、サムスンエンジニアリング、マレーシアSEDCエナジーと協働で、マレーシア・サラワク州でクリーン水素を生産するプロジェクトも発表。生産量は、グリーンアンモニアが年量63万t、ブルーアンモニアが年量60万t、グリーンメタノールが年量46万tで、韓国市場に供給する。別途、グリーン水素も年量7,000t生産する。

【参照ページ】롯데케미칼, 해양 생분해 플라스틱 PHA 대규모 생산기술 확보 및 제품 용도 개발
【参照ページ】롯데케미칼, 대산석유화학단지 대규모 투자로 친환경·스페셜티 소재 경쟁력 강화 및 지역경제 활성화
【参照ページ】롯데케미칼-삼성엔지니어링-포스코, 말레이시아 사라왁 청정 수소 프로젝트 공동 개발

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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