ソフトバンクグループ傘下の米SBエナジー・グローバルは11月1日、米テキサス州で開発中の太陽光発電所4ヶ所の再生可能エネルギー設備容量のうち約75%となる942MWをグーグルが購入する電力購入契約(PPA)を締結したと発表した。4プロジェクトの全体の設備容量は1.2GWで、グーグルのPPA規模としては今回が最大。グーグルのテキサス州のデータセンターで使用する。
SBエナジー・グローバルは、2019年に米国市場に参入。2022年3月には、米プライベートエクイティのアレス・マネジメントのファンド及びコーインベスターから最大6億米ドル(約690億円)の戦略的株式投資を確保。また、2025年末までに再生可能エネルギー発電所と蓄電発電所で合計10GWを目指す計画も公表している。現在の運営は1.7GWで、2023年初頭までに1.3GWの建設に着手する。
グーグルは、1時間単位の電源トラッキングを促進する国際イニシアチブ「エナジータグ・イニシアチブ」も主導しており、今回のPPAもそれに応じたものとなる。また、4ヶ所の発電所建設では、数千人の雇用も創出できるという。使用する太陽光発電パネルは、ファーストソーラー製。同社のオハイオ工場で生産する。
【参考】【国際】1時間単位の発電源証明環境構築イニシアチブ「エナジータグ」発足。100社以上が賛同(2021年6月10日)
SBエナジー・グローバルは、米バイデン政権のインフレ抑制法の追い風に乗ると表明した。
【参照ページ】SB Energy Inks 942 MW PPA with Google to Power Data Center
【参照ページ】SB Energy, SoftBank Group’s U.S. Renewables Platform, Announces Strategic Equity Investment From Ares Management
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