国際オリンピック委員会(IOC)は11月10日、気候変動に対応するインパクトのあるプロジェクトを行った国内オリンピック委員会(NOC)、国際競技連盟(IF)、オリンピアン・パラリンピアン選手を表彰する「気候アクション・アワード」の創設を発表した。第1回表彰は2023年3月まで募集を受け付ける。
同アワードでは、ワールドワイド・オリンピック・パラリンピックパートナー(TOPs)のAirbnb、P&G、デロイトの3社が各々の部門賞のスポンサーとなる。
Airbnbはの「Climate Action x Sustainable Travel」は、大会移動や観戦移動等で、サステナブル・ツーリズムでイノベーションを起こした行動や提唱を評価する。NOC、IF、オリンピアン・パラリンピアン選手が対象。
P&Gの「Climate Action x Athlete Advocacy」は、市民活動へのコミットメントを称え、人々やコミュニティが行動を起こせるようにするための気候変動への優れた提言を表彰。2024年パリ大会の選手希望者が対象。
デロイトの「Climate Action x Innovation」は、排出量の削減に焦点を当てたイノベーションと教育のアクションを評価。NOC、IF、オリンピアン・パラリンピアン選手が対象。
IOCは、応募を希望する団体は、「気候アクションのためのスポーツ原則」への署名を確約する必要がある。各賞には、賞金や旅費クーポン等が授与される。授賞式は2023年。
【参考】【国際】スポーツ17団体、UNFCCC策定「気候アクションのためのスポーツ原則」に署名。IOC、FIFA等(2018年12月17日)
IOCは、2022年に「カーボン・アクション・アワード」を実施しており、12のIF、7つのNOCや国内オリンピック委員会協会(ANOC)を含む20団体を字表彰。今回のアワードはそれを発展させたもの。
【参照ページ】IOC launches Climate Action Awards
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