【日本】エイベックス、サステナビリティアクションプラン発表。アーティストやタレント活用

　エイベックスは11月10日、サステナビリティポリシーとアクションプランを発表した。エンターテイメント企業としてサステナブルな社会を実現するための戦略と位置づけた。エイベックスは東証プライム市場に上場している。

　同社は今回、「マテリアリティ特定」と称し、主要テーマとし、『「無形の豊かさ」を創る、届ける』『「次世代」を創る、届ける』『「無形の豊かさ」と「次世代」を創るための土台となる組織文化づくり』の3つを掲げた。

　その上で、アクションプランとして3つを設定した。まず、サステナビリティ推進を目的とした専門部署（サステナビリティ推進室）の新設。すでに7月に設置しており、同社社員以外にも、同社グループ所属の與 真司郎（AAA）、古坂大魔王、田辺莉咲子の他、外部有識者や次世代を担う大学生も参加する。

　2つ目は、エンターテイメント企業の強みを生かした「サステナブルな社会」の実現に向けた普及・啓発。同社グループ所属のアーティストやタレントを活用した社会課題に関する普及・啓発活動を強化。公的機関・企業・国際機関・NGO等とも連携をしながら「サステナブルな社会」の実現に向けた普及・啓発を進める。

　3つ目は、サステナブルな社会に向けた次世代との協業と社会経験の提供。次世代を担う大学生との協業のほか、出張授業を行っていく。

　4つ目は、地域・コミュニティとのパートナーシップ強化。地方自治体や地元企業とパートナーシップを強化の上、当社が保有するIP（アーティスト・タレント・音楽・映像・アニメなど）を活用。地域を中心に活躍するアーティスト・タレント・モデルなどの開発、育成にも一層注力するという。

　5つ目は、次世代型スマートライブの推進。環境・社会・経済を調和するスマートライブの推進を行う。具体的には、カーボンオフセットイベントの実証実験や、デジタルを活用したファンコミュニティの形成とチケットの電子化推進、イベントに関連して排出される廃棄物の分類や再生化（リサイクル）等を行う。

【参照ページ】エイベックス、サステナビリティポリシーを策定

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所