
総合電機世界大手独シーメンスは1月9日、米垂直農法(植物工場)スタートアップ80 Acres Farmsとの協働拡大を発表した。シーメンスが資金とテクノロジーを提供する。
80 Acres Farmsは、2015年に創業。現在、米オハイオ州南西部に5つの垂直農法プラントを保有しており、ケンタッキー州フローレンスとジョージア州コビントンでも建設を予定。さらに、アーカンソー州とオランダに研究拠点を構えている。
シーメンスと80 Acres Farmsの協業は以前から始まっており、シーメンスの金融サービス子会社シーメンス・ファイナンシャル・サービスが資金を提供して、テクノロジー開発を支援。さらに、シーメンスが、ハードウェアとソフトウェアを提供してきた。
今回の発表では、シーメンスは、グループ企業を結集して、80 Acres Farmsのテクノロジー開発子会社Infinite Acresと協働し、作物管理ソフトウェアとアルゴリズム、環境制御、ロボティクス、自動化等を包括するプラットフォーム「Loo」の商業化と拡張を支援する。
具体的には、シーメンス・デジタル・インダストリーズが、産業用オートメーション・テクノロジーとエッジデバイスを導入し、生産ラインの自動化を支援。また、シーメンス・デジタル・インダストリーズ・ソフトウェアが、作物の成長プロセスの理解を深めるため、農場、植物の成長、生産プロセスをシミュレーションするデジタルツインを開発。多様な条件下での植物の成長を予測し、将来の農場の成長と出荷の最適化を目指す。
加えて、シーメンス・スマート・インフラストラクチャーが、施設内のエネルギーマネジメント、火災・安全管理、セキュリティ、配電システムを、全て単一インターフェースからモニタリングできるようにする。
その他、シーメンスの研究開発部門シーメンス・テクノロジーも、人工知能(AI)と機械学習を活用する形で、異常特定や工場内の悪条件回避のためのアプリを開発していく考え。
【参照ページ】Siemens and 80 Acres Collaborate to Scale Vertical Farming
【画像】Siemens
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