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【国際】ホルシム、2030年気候変動目標引上げ。セメント原単位排出量やCCUS強化。

 スイス建築材料製造ホルシムは3月31日、2030年までの気候変動関連目標を引き上げたと発表した。2030年までに原単位目標をセメント原料1t当たり二酸化炭素排出量を420kgにする他、同年までに炭素回収・利用・貯留(CCUS)に20億スイスフラン(約2,900億円)を投資し、二酸化炭素排出量を年間500万t以上回収する。同目標は、1.5℃に即しており、科学的根拠に基づく削減目標イニシアチブ(SBTi)からも承認された。

 同社は2021年10月、2050年カーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)達成目標について、SBTiのネットゼロ・スタンダード承認を得た最初の7社の一つ。今回、中間目標を引き上げることで、さらにアクションを加速する。

【参考】【国際】SBTi、事業会社向けカーボンニュートラル目標認定「ネットゼロ・スタンダード」発表。早速7社承認(2021年10月28日)

 同社は2022年、建設・解体廃棄物680万tのリサイクルを達成しており、2025年目標の1,000万tを達成できる見込みと分析。また、二酸化炭素排出量を標準的なセメント(CEM I)比で50%削減した欧州初の低炭素セメント「ECOPlanet」の販売等を通じ、すべての分野で成果を挙げていると語った。

【参考】【フランス】ホルシム、ProximA TechZero採用の低炭素セメント販売開始。CO2排出量50%削減(2023年2月14日)

 同社は順調な進捗を受け、2022年にグリーン投資を15%増強し、4億スイスフラン(約585億円)を投資。変革が奏功し、売上当たり二酸化炭素排出量を2022年に21%削減した。2023年には10%以上削減することにコミットする。

 さらに同社は、同社の気候変動戦略に対し、株主総会での「Say on Climate」議案も上程する予定。それに向け気候変動レポートの最新版も発行していく。

【参照ページ】HOLCIM ACCELERATES CLIMATE ACTION

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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