
小売世界大手米ウォルマートは6月14日、マグロのサプライチェーンにおける透明性とデータ収集の改善に向け、同社のシーフード・ポリシーを強化したと発表した。米国とカナダのウォルマートとサムズクラブのサプライヤーに対し、海洋生態系の脅威となる混獲、違法漁業、漁具の放棄等への対策を求める。
同社は、2025年までにウォルマートとサムズクラブのプライベートブランド(PB)商品およびナショナルブランド(NB)商品で使用するすべての貯蔵可能なマグロ製品で、MSC認証取得のものを調達することを目標として掲げている。今回のアクションもその一環。
国連食糧農業機関(FAO)によると、世界の漁業の3分の1以上が、違法漁業や破壊的漁業等により持続不可能なレベルで操業されている。2019年の調査では、サメ、クジラ、イルカ等、動植物約100万種が、違法漁業や破壊的漁業等で絶滅の危機に瀕していることが明らかになった。また国際シーフード・サステイナビリティ財団によると、海上での積み替えは、水産物に関する正確なデータの収集を妨げ、違法、無報告、無規制の漁業活動の温床となっている。
ウォルマートが新たに設定したポリシーでは、2027年までに100%電子監視または人間による監視を行っている漁船のみからの調達を掲げた他、電子または人間による監視を行わない限り、海上積み替えを使用する漁業からの調達の廃止も明言。データの透明性を向上させ、より良い漁法を促進する。
【参照ページ】Raising Standards in Tuna Supply Chains: Walmart and Sam's Club Announce Enhanced Seafood Policy
【画像】Walmart
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