食品世界大手米クラフト・ハインツは7月31日、2030年までに全世界の包装・容器でバージンプラスチック使用量を20%削減する目標を新たに発表した。全体で、約1億ポンド(約4.5万t)のバージンプラスチックが削減できる見込み。
同社は、2025年までに世界中で容器を100%リサイクル可能、再利用可能もしくは堆肥化可能な素材に切り替えることを目標としている。また2050年までにカーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)達成も掲げており、今回のアクションはそれらの一環。
今回の発表では、U.S. Plastics Pact(米国プラスチック協定)、Canada Plastics Pact(カナダ・プラスチック協定)、UK Plastics Pact(英国プラスチック協定)等と協働し、再生プラスチック使用量を増加。米国では、2025年までに硬質ペット包装の15%を再生プラスチックに転換する。
同社はその他、紙製容器への転換も模索。2022年には、英紙製ボトル製造パルペックスと協働し、リサイクル可能な100%紙製容器の開発に着手。現在、上市に向けた試作品の実証を進めている。
【参考】【国際】クラフト・ハインツとパルペックス、100%紙製ケチャップ容器を共同開発へ(2022年5月28日)
【参照ページ】Kraft Heinz Announces Goal to Reduce the Use of Virgin Plastic Globally by 20 Percent – or more than 100 Million Pounds – by 2030
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