国際的なボランタリーカーボンクレジット基準策定ガバナンス機関ICVCMは10月3日、カーボンクレジットの品質ラベルに関する「コアカーボン原則(CCP)」の継続的改善プログラムを始動した。新たに検討委員を公募する。応募締切は10月20日。
ICVCMは7月に、コアカーボン原則の評価フレームワークと、評価手順を策定したばかり。しかし、変化が激しい同市場で、ベストプラクティスや革新的なアプローチを常に理解していくためには、継続してアップデートしていくことが重要との考えを示した。
【参考】【国際】ICVCM、ボランタリークレジットのCCP運用ルール完成。化石燃料関連は大幅制限(2023年7月31日)
今回の継続的改善ワークプログラム(CIWP)のメンバーは任期が2年間。但し、更新の可能性もある。報酬は無報酬。活動は、月に1回、3時間のオンライン会議を約6ヶ月間開催される。
すでに検討テーマでは、10個の項目が特定されており、パリ協定整合性のための調整、気候変動適応に向けた資金調達シェア(SOPA)、ベースラインと国別削減目標(NDC)、恒久性(パーマネンス)、社会的セーフガード、デジタル測定・報告・検証(MRV)、市場の透明性・標準化・拡張性等を掲げた。このうちパリ協定整合性のための調整から、社会的セーフガードまでは、2023年下半期に議論が始まり、2024年第1四半期まで実施される。残りの個は、2024年の早いタイミングで議論を開始し、2024年7月までに終了する。
同プログラムで検討された内容は、2025年末に予定されている評価フレームワークの改訂版に反映される考え。
【参照ページ】Join our Continuous Improvement Work Programs to help drive up ambition in the VCM
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら