米国の映画俳優組合・アメリカテレビラジオ芸術家連盟(SAG-AFTRA)は11月8日、映画テレビプロデューサー同盟(AMPTP)との労使交渉との間で締結した暫定合意を全会一致で承認したと発表した。これにより7月から始まったストライキが終結した。今後、SAG-AFTRAの理事会で正式に採決を行い、可決すると各加盟労働組合毎の最終批准投票に入る。
【参考】【アメリカ】俳優・タレント等、ストライキ突入。報酬増やAI利用制限を製作企業側に要求(2023年7月20日)
今回の暫定合意では、10億米ドルを超える新たな賃金・給付制度資金を設け、最終報酬を引き上げることで一致。AIの使用に関する同意と、報酬のガードレール措置を初めて導入することも決まった。ストリーミング放送番組に参加する場合のボーナス報酬も勝ち取った。年金基金と健康保険の加入対象者を増やすことも決まった。他にも、バックグラウンド・パフォーマーに対する大幅な報酬アップや、多様なコミュニティを保護する重要な契約条項等でも合意に至った。
SAG-AFTRAは11月9日、ストライキの解除と、組合員の仕事への復帰を宣言した。
【参照ページ】Tentative Agreement Reached
【参照ページ】A Message From Your SAG-AFTRA President and Chief Negotiator
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら