アジア太平洋経済協力(APEC)は11月14日、米サンフランシスコで開催された閣僚会議の中で、第1回バイオ・サーキュラー・グリーン(BCG)賞の受賞企業を発表した。6社受賞のうち日本企業が1社入った。同表彰は今回が第1回目。
BCG賞は、APEC全体での持続可能でインクルーシブな成長を推進するため、再現可能なBCGエコノミーのアプローチを具体的に実施したアジア太平洋地域の6つの著名な個人、企業、団体を表彰するもの。「女性」「若者」「中小企業」の3部門で構成されている。
女性部門
- Aromatic Farm創業者Nuanla-or Dherdkiattikun氏(タイ):有機ココナッツ農園を設立し、再生可能でスマートな農業技術の実践
- Allied Environmental Consultants会長Grace Kwok氏(香港):気候変動リスク評価サービス提供
若者部門
- AVALVE共同創業者Kyutae Park氏とWonjoon Lee氏(韓国):スマート農業ソリューション
- サグリCEO坪井俊輔氏(日本):人工星データとAIを活用した土壌診断
中小企業部門
- Farmacy HK共同創業者兼CEORaymond Mak氏(香港):スマート・モバイル農園モデル
- Grupo Alinti創業者兼CEO(ペルー):農村コミュニティが植物だけで発電できる技術の開発
サグリは、2018年6月に兵庫県丹波市で創業した岐阜大学発のスタートアップ。11月15日には、農林中央金庫の間で連携協定締結を締結。土壌解析サービスと施肥の最適化等削減技術の普及促進や、人工衛星データを活用した研究・実証で協働する。
【参照ページ】APEC Awards the First Bio-Circular Green Prize
【参照ページ】農林中央金庫とサグリ株式会社との連携協定締結について
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