
ドイツ消費財大手ヘンケルは4月8日、同社の上流サプライヤーに対し、スコープ3温室効果ガス排出量データの収集・削減を支援する新たなプログラム「クライメート・コネクト」を開始すると発表した。
同社は今回、英温室効果ガス排出量算定プラットフォーム提供Manufacture 2030と提携。サプライチェーン上流での温室効果ガス排出量の90%をカバーする原料・包材サプライヤー、製造受託事業者、輸入商社を対象とし、温室効果ガス排出量のプライマリーデータの把握を進める。さらに同プログラムでは、削減に向けたトレーニング、ベースラインの設定、削減目標の策定に関する支援も行う。
ヘンケルはすでに、サプライチェーン上でのサステナビリティ評価改善イニシアチブ「Together for Sustainability(TfS)」を通じ、同業他社と連携し、戦略的サプライヤーからの製品カーボンフットプリント(PCF)データの収集を協働で進めてきた。今回の新たなプログラムでは、さらに幅広いサプライヤーからのデータ収集を進める。
また同プログラムでは、サプライヤーの温室効果ガス排出量算定のため、エネルギー消費量、水消費量、廃棄物量に関する主要な数値も記録していく。
【参照ページ】Henkel launches new initiative to collaborate with suppliers on climate action
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