
オーストリア化学大手OMVは4月30日、石油・ガス企業国際イニシアチブ「石油・ガス・メタン・パートナーシップ(OGMP)2.0」に加盟したと発表した。同社はルーマニア国営石油ガス開発OMVペトロムの株式51%を保有している。
OGMPは気候変動・大気汚染防止のマルチステークホルダー型国際パートナーシップ(CCAC)、EU欧州委員会、国連環境計画(UNEP)、国際環境NGO環境防衛基金(EDF)が主導し、2014年に発足。2020年12月には第2フェーズとなるOGMP 2.0が発足し、メタン排出量の算定・開示フレームワークが発行された。
OGMP2.0には現在、エクソンモービル、シェブロン、シェル、トタルエナジーズ、BP、エクイノール、コノコフィリップス、Eni、スナム、レプソル、エナガス、アブダビ国営石油(ADNOC)、PTTEP、ペトロブラス、ペトロナス、チャイナ・ガス・ホールディングス(中国燃気控股)等140社以上が加盟。日本企業では、INPEXが加盟している。
【参考】【国際】石油・ガス62社、メタンガス排出量報告フレームワークOGMP2.0発表。シェル、BP等(2020年12月1日)
OMVは、石油ガス探鉱・開発・生産(E&P)事業でのメタン原単位排出量を2030年までに0.1%以下にすることを目標としている。実現に向け、操業プロセスの最適化とカーボンニュートラル化、省エネ化、フレアリングとガス抜きの削減、漏洩検知、アセット健全性向上によるメタン排出量の削減を進めている。
【参照ページ】OMV joins UN programme for reduction of methane emissions
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