
英小売大手テスコは7月12日、英不動産グロブナー・グループ傘下の酪農・穀物生産グロブナー・ファームで、化学世界大手DSMフィルメニッヒ開発の飼料添加物「Bovaer」を実証導入すると発表した。
グロブナー・ファームは、テスコの「持続可能な酪農グループ(TSDG)」に加盟する主要サプライヤーの一つ。今回導入するBovaerは、牛1頭あたりのげっぷによるメタン(消化管メタン)排出量を約30%削減でき、農場全体での温室効果ガス排出量を最大12%削減できる見込み。
実証期間は4ヶ月間。成功すれば、テスコはTSDG加盟農家全体でBovaerを採用する予定。
同様のアクションは、小売大手豪コールズが展開済み。小売大手によるプライベートブランド(PB)商品での温室効果ガス排出量削減手段として確立されつつある。
【参考】【オーストラリア】コールズ、DSM飼料添加物使用拡大。スコープ3の牛ゲップメタン削減(2023年11月21日)
【参照ページ】It’s moo-sic to our ears: Tesco launches innovative feed trial to cut dairy emissions
【画像】Tesco
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