小売大手豪コールズは11月15日、牛肉サプライヤーを対象に、化学世界大手DSMフィルメニッヒ開発の飼料添加物「Bovaer」の活用を拡大すると発表した。牛のげっぷによるメタン排出量を50%以上削減する見込み。
同社は2022年、豪畜産大手Mort&Co、ニューイングランド大学、DSMフィルメニッヒとともに、Bovaerを使用した実証プロジェクトを開始。同飼料はメタン排出量削減に成功した他、平均肥育生体重、トータルゲイン、平均デイリーゲイン、飼料デイリーゲイン比率には影響を及ぼさず、牛肉の品質、柔らかさ、風味、ジューシーさの測定指標MSA(Meat Standards Australia)でも好結果を示すことが明らかになった。
【参考】【オーストラリア】コールズ、肉牛畜産でのメタン削減で肥育場と協働。DSM開発の飼料添加物実証(2022年9月16日)
今回の発表は、コールズは、同社のカーボンニュートラル認証取得のプライベートブランド(PB)牛肉商品「Coles Finest Carbon Neutral Beef」のサプライヤー3社でBovaerを使用するというもの。コールズのスコープ3排出量削減を進める。
【参照ページ】Coles boosts sustainability in beef production with expanded use of supplement
【画像】Coles
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