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【EU】メタとSpotifyのCEO、EUに一貫性のあるIT規制運用訴え。オープンソースAIメリット強調

 IT世界大手メタ・プラットフォームズのマーク・ザッカーバーグCEOと、スウェーデンSpotifyのダニエル・エクCEOは8月23日、EUのAI法規制を批判する共同声明を発表。EU法規制が支離滅裂で複雑と非難し、オープンソースAIを受け入れるべきと表明した。

 ザッカーバーグ氏は、AI開発の中でもオープンソースAIにコミットしており、すでにネイティブアプリ陣営が強い米国市場に比べ、欧州市場はオープンソースAIが育まれる土壌があるとみている。今回、欧州でのIT企業の成功事例として持ち上げられることの多いSpotifyを巻き込むことで、欧州での説得力を高めた婦人をとったと言える。

【参考】【国際】ザッカーバーグ氏、オープンソースAIへのコミット表明。優位性説明(2024年7月24日)

 今回の共同声明では、欧州にとってオープンソースAIはチャンスであり、「一部の大企業に権力が集中することなく、以前のインターネットと同様、公平な競争の場が生まれる」と主張。オープンソースAIは、低開発コスト、最新テクノロジーの早期活用、データ管理力の高さ等で優れているとした。また、欧州は米国よりもオープンソースの開発者が多いという見方も伝えた。

 一方、EUのAI規制構造が断片化しており、一貫性のない運用のため、オープンソースAIをEU域内に投入することにはリスクが高く、なかなか踏み切れないという考えを表明した。個の状況を「早急に変革しなければ、欧州の企業や研究者等は、テクノロジー投資と経済成長の次の波に乗り遅れる危険性がある」と訴えた。具体例としては、EU一般データ保護規則(GDPR)の運用のばらつきを挙げた。ザッカーバーグ氏は、「こうした懸念は机上の空論ではない。現在の規制の不確実性を考えると、メタ社は、画像を理解する機能を持つラマ・マルチモーダルのような将来モデルをリリースできないだろう」と述べた。

 共同声明は、オープンソースAIを活用していくためには、規制を簡素化し、運用に一貫性をもたせるべきとした。これにより、EUの単一ながら多様性のある市場の利点を活用できるとし、反対に規制を複雑なまま放置すれば、オープンソースAIは、欧州市場のデータを活用できないまま進化することになり、最も優勢なAIモデルが欧州の集合的知識、文化、言語を反映できず、欧州の人々は最新のAI製品を使うことができなくなるとした。

【参照ページ】Mark Zuckerberg and Daniel Ek on Why Europe Should Embrace Open-Source AI: It Risks Falling Behind Because of Incoherent and Complex Regulation, Say the Two Tech CEOs

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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