
消費財世界大手英ユニリーバ、監査法人世界大手EY、米国際開発庁(USAID)の3者は8月23日、プラスチック汚染防止に向けた新たな官民イニシアチブ「CIRCLEアライアンス」を発足したと発表した。グローバル・サウス(発展途上国)のインフォーマル・セクターで働く廃棄物回収者の大半を占める女性に焦点を当てる。
CIRCLEアライアンスでは、システミックな変化を促進するプロジェクトに投資し、パートナーや共同出資者とともにソリューションを拡大。サーキュラーエコノミー化の加速を通じ、プラスチック・バリューチェーン全体で起業家や中小企業を支援する。
3者は今回、プラスチック使用量削減ソリューション拡大に向け、2,100万米ドル(約30億円)を拠出。まず、インド、インドネシア、ベトナム、フィリピンでの活動を始める。同時に、他の組織からも資金拠出を募り、他の国にも拡大していく予定。
今回のアクションは、ユニリーバ、EY及び英外務・英連邦・開発省と協働し開始したインパクト企業アクセラレーター・プログラム「TRANSFORM」が成功事例となっており、新たに米国政府の協働を始めたもの。ユニリーバは、2030年までにClimate & Nature Fundからの拠出も含め10億ユーロ(約1,610億円)を拠出する計画も進めており、今回もその一環。
【参照ページ】The CIRCLE Alliance: scaling packaging circularity to reduce plastic waste
【画像】Unilever
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