
キリンホールディングスは8月29日、グローバル・ブレインと共同設立したコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンド「KIRIN HEALTH INNOVATION FUND」を通じ、シンクサイトに出資したと発表した。キリンホールディングスが持つ「発酵・バイオ」の技術とシンクサイトの次世代細胞分析技術を組み合わせ、ヘルスサイエンス領域での価値創出を目指す。
シンクサイトは、東京大学及び大阪大学で生まれた先端技術を元に、ライフサイエンス及び医療の発展と革新を目指すスタートアップ企業。先端イメージング、機械学習、マイクロ流体等の異分野技術を組み合わせ、次世代型のイメージ認識型高速セルソーティング技術「ゴーストサイトメトリー(GC技術)」を開発している。
GC技術では、1つの細胞から豊富な情報取得と高速での細胞分析・分離が可能となり、細胞を扱う遺伝子治療・再生医療等の実現や検査診断プロセスの効率化につながる。同社は2023年、GC技術を搭載した最初の装置「VisionSort」のグローバル販売を開始し、すでに多数のアカデミアや製薬企業等に導入されている。
シンクサイトの今回の資金調達は、シリーズCラウンドで、他に脱炭素化支援機構、SMBCベンチャーキャピタル等から合計45億円を調達。累計調達額は111.5億円となった。
【参照ページ】CVCファンド「KIRIN HEALTH INNOVATION FUND」がAIを用いた次世代細胞分析・分離技術の実用化を進めるシンクサイト社へ出資を決定
【画像】キリンホールディングス
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