
英小売大手セインズベリーは8月29日、調達鶏卵の養鶏サプライヤーを対象とした業界初のサステナビリティ・イニシアチブ「セインズベリー・エッグ・グループ」を発足したと発表した。同社と主要卵包装業者3社が協働し、英国の養鶏家100世帯以上が参加する。
同イニシアチブは、動物福祉と温室効果ガス排出量削減でアクションを始める。同社は2009年に鶏卵のケージフリー化を開始し、2012年には商品原材料で使用されている鶏卵の100%ケージフリー化を、2020年には全ての鶏卵で100%ケージフリー化を達成済み。さらに今回、農場間でデータやインサイトを共有し、相互に学習を促進していく。
温室効果ガス排出量の削減では、飼料大豆の削減やトウモロコシ等の代替飼料への転換、再生可能エネルギーへの転換等をさらに進め、削減にコミットしていく。
同社は、養鶏農家に対する調達価格も比較的高めに設定し、サプライヤー農家の経済安定性も意識。不安化する市場の中で、サプライチェーンのレジリエンスを高めていく。
【参照ページ】A cracking concept: Sainsbury’s first UK retailer to launch egg farmer group
【画像】Sainsbury’s
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