
通信機器世界大手フィンランドのノキアは9月20日、プライベートワイヤレス(自営無線)のインパクト測定ツールを公表した。環境と社会の双方の観点からインパクトを測定できる。
今回開発したツールは、「プライベートワイヤレス・サステナビリティ・カリキュレーター」。温室効果ガス排出量の削減貢献量、労働安全衛生の改善、業務効率の改善の3つのインパクトを算定できる。
同ツールは、同社が過去に世界760社以上に提供してきたプライベートワイヤレス・ネットワークのデータを活用し、PwC UKが開発。同社は特に、鉱業、製造業、港湾事業向けにプライベートワイヤレス・ネットワークを展開してきている。
例えば、同社とGlobalDataの報告書によると、調査対象企業の79%が、ドローン、IoT、デジタルツイン等のプライベートワイヤレス・ソリューションを導入した結果、温室効果ガス排出量を10%以上削減できていた。
PwC UKは、インパクト金銭価値評価枠組「Total Impact Measurement and Management」を策定し、様々なインパクトを評価する手法を整備している。
【参照ページ】Nokia introduces Private Wireless Sustainability Calculator to help Enterprises reduce environmental footprint and improve worker safety
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