
再保険世界大手独ミュンヘン再保険は1月9日、2024年の災害損害額を発表。総損害額で1980年以降5番目の3,200億ドル(約50兆円)、保険損害額では同3番目の1,400億米ドル(約22兆円)となった。総損害額でも保険損害額でも、過去10年及び30年のインフレ調整後の平均を大幅に上回り、損害が増加していることがあらためて確認された。
地域別では、米国が総損害額1,760億米ドル、保険損害額が990億米ドル。アジア太平洋が総損害額が880億米ドル、保険損害額が160億米ドル。欧州が総損害額310億米ドル、保険損害額が140億米ドル。アフリカが総損害額が30億米ドル、保険損害額が5億米ドル未満。
(出所)Munich Re
気象災害は、災害損害全体の93%、保険損害の97%を占めた。そのうち台風・ハリケーン・サイクロンと地震の「ピーク・リスク」型災害が多くを占めるものの、洪水、山火事、激しい雷雨等の「非ピーク・リスク」型災害による損害も増加傾向にある。
同社は今回、人間活動を要因とする気候変動が気象災害に与える影響は、調査によって何度も証明されており、多くの地域で、激しい雷雨や豪雨がより頻繁に、より極端になりつつあると指摘。熱帯低気圧の数は一般的に増加していないものの、極端な低気圧の割合は増加していると伝えた。
【参照ページ】Climate change is showing its claws: The world is getting hotter, resulting in severe hurricanes, thunderstorms and floods
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