
コーヒーチェーン世界大手米スターバックスは5月6日、プラスチック表面処理の代わりにシリカ・コーティングを用いた新たなホット飲料用容器と蓋を欧州市場で採用したと発表した。
同社は、ホット飲料用カップで、1980年代から同社ブランドの紙製カップを使用している。しかし、従来の紙製カップは、防水機能を持たせるために、内装にプラスチック表面処理を施しており、リサイクルが難しかった。そこで同社は今回、2017年創業のイタリア・スタートアップQwarzoが開発した新たな素材を、容器と蓋で採用した。
Qwarzoが開発した素材は、シリカを原料とし、強い防水性と耐熱性を確保。シリカは、小麦粉、プロテイン・パウダー、スパイス・ミックス等、日用品の固結防止剤として一般的に使われており、1960年代から各国の規制当局によって食用としての安全性が認可されている。また同素材は、リサイクルが可能で、生分解性も備えている。
Qwarzoの新素材を採用した紙製飲料容器の量産では、英トランセンドが製造事業者として選定された。紙は、メッツァ・ボアルドがFSC認証またはPFEC認証を取得した北欧の森林から原料を100%調達して生産し、トランセンドに供給している。
同容器は、スペインとハンガリーで先行導入され、5月からはイタリア、ドイツ、フランス、スウェーデン、スイス、オーストリア等も加わり、10カ国で展開されている。
【参照ページ】Starbucks redesigns its iconic white takeaway cup in Europe for rollout across the region
【画像】Starbucks
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