
欧州委員会は6月20日、500万ユーロ超の中国製医療機器をEU域内の公共調達から排除することを決定した。中国政府がEU製医療機器の公共調達を禁止していることを理由に挙げ、「相互主義」に基づくものと説明した。
欧州委員会は、2022年に「国際公共調達措置(IPI)」制度を制定し、公共調達において第三国が制限を課している際に、同等の制限をEU域内で発動することができるようにしている。今回の措置は、IPIの第1弾適用となった。世界貿易機関(WTO)ルールとも整合していると説明した。
中国からEUへの医療機器輸出は、2015年から2023年の間に、2倍以上に増加。一方、欧州委員会は、中国政府の医療機器の公共調達契約のうち87%で、EU製医療機器及びEUサプライヤーを差別的に扱っているとの報告を2025年にまとめている。また、欧州委員会は、中国政府側に是正を求めてきたが、改善がみられなかったとした。
欧州委員会は、今回の措置を発動した後も、医療機器は十分確保できる状態にあり、影響を与えないと説明。また、代替供給元が存在しない場合には、中国製の調達を例外的に認める措置も適用されるとした。
【参照ページ】Commission restricts Chinese participation in medical devices procurement
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