
兼松は12月3日、出光興産及び兼松傘下の兼松油槽と共同で、外国航路を往来する外航船向けにバイオ混合燃料の供給を開始したと発表した。重油と使用済み食用油をメタノールと反応させて軽油と同等の性状にした脂肪酸メチルエステル(FAME)を混合した。従来の船舶燃料と比較し、温室効果ガス排出量を約20%削減できる。
今回の施策では、兼松油槽の小倉油槽所の陸上タンクと、同社の海上出荷設備を活用。兼松油槽は、兼松が調達したFAMEと出光興産が供給する重油を、バイオ混合燃料タンクでブレンドし、品質確認の上、外航船へのバンカリングのため海上に出荷する。
活用するFAMEは、EU基準のEN規格14214に準拠。兼松の東京本社は2月、国際的な認証制度による供給体制を構築するべく、ISCC EU認証も取得済み。これにより、海運会社に対し第三者保証を受けたProof of Sustainability(PoS)が発行できるようにした。
【参照ページ】兼松、出光興産・兼松油槽と共同で、外航船舶向けにバイオ混合燃料を供給開始 ~海運業界の脱炭素化を目指した取組み~
【画像】兼松
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