
環境省は4月27日、「クマ被害対策パッケージ」の一環で、「クマに出会わないためにできることや出会ってしまった時の対処」と「クマをはこわなで捕獲等する際のポイントと留意点」の2つのレポートを公表した。
日本政府は2024年4月、環境省、農林水産省、林野庁、国土交通省、警察庁の合同で「クマ被害対策施策パッケージ」を決定。それでも2025年にクマによる死者数が過去最多を大幅に更新し、国民の安全・安心を脅かす深刻な事態となっていることを踏まえ、新たに内閣官房長官、防衛相、文部科学相も加わる形で、クマ被害対策等に関する関係閣僚会議を設け、2025年11月に「クマ被害対策パッケージ」を策定している。
今回のレポートは、クマ被害対策パッケージにおいて、短期的に取り組むべき対策の一つとして、国民等に向けたクマへの対応の情報発信及び効果的な捕獲方法・出没防止対策に関する情報提供が位置付けられていることを受け、環境省として作成したもの。
「クマに出会わないためにできることや出会ってしまった時の対処」では、人身被害の分析事例から被害が発生しやすい状況を説明。出会わないための対処と、出会ったときの対処方法が記載されている。人身被害の遭遇状況では、山での山菜・キノコ採り中が最も多く、次いで登山・散策中、狩猟等や山林でのレジャー中に被害に遭うことが多かった。
出会ったときの対処方法では、「慌てず、ゆっくり移動する」「クマ撃退スプレーを使用する」「人の生活圏では電柱・車等、クマと人との間に遮蔽物を挟むように移動する」「近くの車や、民家に助けを求める」の4つが示された。襲われそうになった場合の防御姿勢としては、「うつ伏せになり、顔や胸、腹部を守りましょう。後頭部と首の後ろは手指を組み合わせて攻撃を防ぎます。手や、腕、背中は攻撃を受けますが、急所を守ることで致命傷を防ぐことが重要」と書かれている。またクマ撃退スプレーの使用方法を事前に試しておくことも推奨されている。
【参照ページ】クマの人身被害に関するレポート、はこわなによる捕獲に関するレポートの公表について
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