
イタリア石油ガスEniとアルジェリア国営石油・ガス開発ソナトラックは8月17日、アルジェリアの石油・ガスセクターのカーボンニュートラル化の促進と温室効果ガス排出量削減に向けた具体的な施策を拡大するための新たな覚書に署名したと発表した。
両社は2023年1月、ガスフレアの削減や回収ガスの有効利用等を掲げた3年間の覚書を締結。2022年5月には、ガス田開発の加速と、グリーン水素でのカーボンニュートラル促進を目指す覚書にも調印している。
【参考】【イタリア】Eni、カーボンニュートラルで企業提携続々。農業サプライチェーン、EV、ガス開発等(2022年5月31日)
今回の発表では、2023年の協力範囲を拡大し、新しい協業分野を設定。具体的には、森林プロジェクトによる二酸化炭素除去(CER)、関連する国際的な石油・ガス国際規格に準拠したメタン排出量のモニタリング・削減が追加された。
両社はこれまで、現地で排出量を直接測定できる技術者を育成するキャパシティビルディング、技術分析等を網羅した詳細な共同活動プログラムを実施してきた。さらに、ガスフレア削減や省エネ向上、再生可能エネルギープロジェクトの開発、二酸化炭素回収・利用・貯留(CCUS)の機会評価等でも成果を残してきた。
例えば、パイプライン800kmでのガス漏出の検出・修復(LDAR)キャンペーンを共同で実施し、約7,500カ所の測定ポイントをモニタリングすることで、ガス漏出を大幅に削減。同キャンペーンによって始まったオペレーションは、アルジェリア国内の両社の全て合弁会社で、日常業務として定着している。また、同国内の6つの上流開発資産でもベースライン排出量の詳細な評価も実施している。
【参照ページ】Eni and SONATRACH expand cooperation to reduce emissions in Algeria
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