コカ・コーラとWaterHealth International(WHI)社は、「水と子ども」(CWW)プログラムを通して「100万人の就学児童に安全な飲料水を届ける」という共同計画を発表した。2015年の終わりまでに、途上国の2000の学校に通う100万人の子どもたちに対し、5億リットルの安全な飲料水を提供することを目標としている。この飲料水はWHIによって設置・管理されたシステムを用いて浄水され、その設置は2014年5月から始まる予定だ。
この共同計画の発表に加え、コカ・コーラはWHI株式の一部を取得したことを明らかにした。WHIは、安全で高品質の水を確保できていない世界中の20億人の人々にその水を提供することをビジョンに掲げ、地方分散型の浄水システム分野において世界のリーダー的存在だ。現在5つの国で500以上の浄水設備を運営しているが、これにより500万人もの人々が持続可能で安全な飲料水の恩恵を受けている。コカ・コーラ社による投資はWHIが有するサスティナブル・モデル―安全な飲料水が届いていない地域への飲料水の供給、および新たな浄水施設の設置やCWWプログラムの導入―の拡大に大きな弾みをつけるだろう。
WHIの社長兼CEOであるSanjay Bhatnagarは言う。「我々はコカ・コーラ社のこのイニシアティブへの参加をとても嬉しく思っています。これによってWHIの取り組みが、持続可能に安全な飲料水を提供できる世界でもトップレベルのモデルであることの更なる確証を得ることができました。Child With Water(CWW)プログラムは、水質、確かな管理、そして衛生教育に重点を置いていますが、その規模と過去の実績からWHIはプログラムの遂行に重要な立ち位置を占めています。コカ・コーラ社のような大企業との協力によって大きなインパクトを与えることができ、きれいで安全な飲料水を待ちわびている何百万人もの人々に対しそれを提供するという私たちのミッションの実現を可能にしてくれるはずです。」
コカ・コーラ社はWHIとともに、Replenish Africa Intiative(RAIN)という取り組みを通じて、西アフリカでの飲料水提供に積極的に関わっている。今回のCWWプログラムは、コカ・コーラ社の「2020年までに飲料として使われる水を補給し、グローバルに持続可能なコミュニティを推進していく」という確約を支えるものとなるだろう。
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