
ドイツ化粧品大手バイヤスドルフは10月7日、2045年までにスコープ3を含むバリューチェーン全体でのカーボンニュートラルを達成する目標を設定したと発表した。科学的根拠に基づく削減目標イニシアチブ(SBTi)からのネットゼロ・スタンダードでの承認も受けた。
今回設定した長期目標では、2045年までにスコープ1からスコープ3までを対象に、温室効果ガス排出量を総量で2018年比90%削減する。また同社は、短期目標として、2032年までにスコープ1、2の温室効果ガス排出量を総量で2018年比70%削減し、スコープ3では、カテゴリー1「購入製品・サービス」、カテゴリー4「上流輸送・配送」、カテゴリー6「出張」、カテゴリー12「販売した製品の廃棄」を対象に同排出量を同年比40%削減する目標を掲げており、すでにSBTiから1.5℃基準での短期目標承認も得ている。
同社はこれまで、2022年と2023年のCDP「気候変動」「ウォーター」「フォレスト」全てでAリスト入りした他、バリューチェーン全体での温室効果ガス排出量を2023年時点で19%削減、2025年までに同30%削減予定等、アクションを進めてきている。2032年までに50%削減を達成するため、サプライヤーとの協働で原材料やパッケージ変更にも着手していく。
【参考】【環境】2023年の世界CDP Aリスト企業一覧 〜気候変動・ウォーター・フォレストの3分野〜(2024年2月7日)
【参照ページ】Beiersdorf sets standards for climate neutrality: Far-reaching transformation on the road to Net Zero by 2045
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