
自動車世界大手独BMWグループとドイツ電力大手E.ONは9月10日、電気自動車(EV)バッテリーを電力系統につなぎ双方向に充給電する「ビークル・ツー・グリッド(V2G)」サービスを、ドイツで初めて一般消費者向けに提供すると発表した。
BMWのEV「iX3」は、ビークル・ツー・グリッド(V2G)機能を搭載しており、必要に応じ、車両から同社充電器「BMW Wallbox Professional」を介し、送電網への給電が可能。同機能の基盤となるソフトウェアは、BMWグループとE.ONで共同開発した。
ユーザーは、V2G機能で車両から送電網に給電した場合、年間最大720ユーロ(約12.5万円)の報酬クレジットを得ることが可能。報酬クレジット残高はいつでも確認でき、走行距離で年間最大1.4万km相当の電力を実質無料で利用できるようになる。
V2Gでの電力供給では、iX3のバッテリーが充電器に接続された時間に応じて報酬が加算され、最低接続時間の規定もない。またバッテリー保護機能により充電を最適化するため、バッテリー寿命の低下の心配もないという。
BMWはまず、iX3でV2G機能搭載モデルを上市し、その後、他の車種にも段階的に導入予定。長期的には、充電インフラ、太陽光発電システム、ヒートポンプ、スマートホームシステムを接続した包括的なエネルギープラットフォームにEVを統合していく。
【参照ページ】BMW Group and E.ON introduce Germany’s first customer solution enabling electric cars to actively participate in the energy market
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