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【スイス】連邦参事会、生きたロブスターを熱湯で茹でる調理を3月1日から禁止

 スイス連邦参事会(内閣に相当)は1月10日、今年3月1日に施行される十脚甲殻類保護法の中に、生きたロブスターを沸騰したお湯の中で茹でることを禁ずる内容を加えることを決定をした。ロブスターは茹でる前に電気ショックか「中枢神経の破壊」のいずれかで衝撃を与え、気絶させなければならなくなる。また輸送の際には氷や氷水ではなく、塩水に浸けた状態にしなければならない。

 今回の決定の背景には、2013年にクイーンズ大学ベルファスト校のRobert W. Elwood教授らが、「Journal of Experimental Biology」誌の中で、シェルター内での電気ショック実験からカニ類が痛みを感じる様子が見られると発表したことがある。以来、学者の間でも、カニ類が苦痛を感じるか否かの大きな論争が展開され、議論がロブスターの調理方法にも及んだ。

 ロブスターは最も人気のある甲殻類の1種。シンプルな網焼きやチーズを加えたオーブン焼き等、様々な調理法がある。ニュージーランドやイタリア北部レッジョ・エミリア等一部の地域では、すでに生きたロブスターを熱湯で茹でることが違法とされている。イタリアでは2017年6月、最高裁判所が、ロブスターを不当に苦しめるとして調理前のロブスターを氷漬け保存することを禁止する判決を下した。

 今回のスイス政府の決定により、ロブスターが苦痛を感じるかどうかについての論争が再燃している。

【論文】Shock avoidance by discrimination learning in the shore crab (Carcinus maenas) is consistent with a key criterion for pain

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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