英小売大手テスコは12月9日、クリスマス・シーズン向けに販売を強化するクラッカー、電飾、カード、デザート等の商品で、使い捨てプラスチックを大幅に削減。合計で2,000万個のプラスチック包装・容器を削減できたと発表した。
同社では、使い捨てプラスチックの削減は、各地域の開発チームが担当。「可能な限り廃止」「廃止できなければ削減」「再利用を徹底」「再利用できなければリサイクル」という4R戦略で、余分なプラスチックを全廃することもミッションとなっている。
今回のクリスマス・グッズでは、テスコの自社ブランド(PB)のクラッカーは、初めてプラスチックの使用を全廃。クリスマスカードもプラスチック包装なしでの販売に切り替えた。これらにより1,400万個のプラスチック包装を削減できた。
また、電飾やセット販売のクリスマスカードでは、プラスチックの代わりにリサイクルできる紙製での梱包・包装に切り替えた。またデザートの包装でもプラスチックの層を廃止し、それだけで460万個の削減につながった。
さらに、ラッピング、プレゼント袋、カード、クラッカーでは、「グリッター」と呼ばれるキラキラ光る加工素材の使用を全廃。リサイクル性に配慮した。
テスコによると、消費者の中でもサステナビリティに対する感覚が強まっているという。テスコの市場調査では、購買時にサステナビリティを考慮する人は74%に達し、前年比で36%増加。51%の人は古いクリスマス装飾を再利用しているという。また青果の買物でもプラスチック包装のないものを選ぶと回答。プラスチック製のプレゼントやラッピングを避ける人も19%いた。
【参照ページ】Tesco cuts plastic from its Christmas range
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