
米エネルギー経済・財務分析研究所(IEEFA)は6月1日、中国で発行された「カーボンニュートラルボンド」について改善を促すレポートを発表した。カーボンニュートラルボンドは、資金使途をカーボンニュートラル・プロジェクトに限定したグリーンボンドの俗称だが、資金使途の30%が一般使途向けに設計されているものも多いという。
中国では、国営エネルギー大手の国家能源投資集団、中国華能集団、中国電力投資集団公司等が人民元建てのカーボンニュートラルボンドを発行。しかし、IEEFAの調査によると、当該企業の発行フレームワークでは、資金使途を適格プロジェクトに限定している金額は発行額の7割程で、残りの3割は、一般使途向けに自由に使えるものになっているという。結果、現行事業の石炭火力発電事業にも使われている可能性が高いと警鐘を鳴らした。
中国では、中国人民銀行、発展改革委員会、中国証券監督管理委員会が4月、中国版グリーンボンド・ガイドラインを改訂し、高効率石炭火力発電を適格使途から除外。しかし、今回のように設定した資金使途以外で石炭火力発電事業に活用できてしまう抜け穴があるという。IEEFAは、中国にはさらなる規制改革が必要と伝えた。
【参考】【中国】中国人民銀行、気候変動マクロ金融政策の強化表明。グリーンボンド基準では化石燃料除外(2021年4月22日)
【参照ページ】IEEFA: Chinese regulators urged to tighten rules for carbon neutral bonds
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