アメリカの大手航空会社のUnited Airlinesは、自社のコーポレートレスポンシビリティに関するアニュアルレポートをリリースした。
このレポートでは、同社が、顧客、従業員、投資家、そして環境にとってもメリットのあるやり方で、ソーシャル、環境、ファイナンスといった点で責任を果たすことができるビジネスをおこなうために取り組んできたことを中心に紹介している。
特に環境面において、同社の取り組みは進んでいる。二酸化炭素の排出量を811,643トンも削減することに成功しており、2013年中に、燃料使用量を8500万ガロン削減させる計画だという。また、代替燃料の利用も積極的に推進し、AltAir Fuels社と提携して、2014年初めには、ロサンゼルスのハブに、商業規模でコスト競争力のある再生可能燃料を運ぶ予定とのことだ。
地球温暖化ガスの発生が少なく、将来に渡って安定的に供給できる再生可能燃料を低コストで商業利用できるようになれば、大きな環境改善へと繋がる。経済のグローバル化が進む中、ビデオ会議システムが発達してきているとはいえ、まだまだ世界の旅客者数は増えていくと考えられる。自動車産業では、走行すればするほどエネルギーを生成する車を研究しているという。近い将来、航空機が空を飛びながら自らエネルギーを生産するようになる日が来るかもしれない。
【レポート全文】Annual Corporate Responsibility Report
【企業サイト】United Airlines
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