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【インド】マークス&スペンサー、南アジアの大手サプライヤー9社にISO26000を導入

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CSRコンサルティング大手のCSR Company International社は6月16日、イギリスの大手小売マークス&スペンサーおよび、インド、スリランカ、バングラディシュにある同社の最大手サプライヤー9社と共に、マークス&スペンサーが昨年11月に発表した「サステナビリティ・マネジメント・フレームワーク」プロジェクトのキックオフイベントをインドのニューデリーで開催したと発表した。

マークス&スペンサーは先進的なサステナビリティ戦略「プランA」で有名なイギリスの大手小売企業だ。「サステナビリティ・マネジメント・フレームワーク」は同社のサプライチェーンマネジメントにおけるマイルストーンで、同社がプランAで掲げたコミットメントを達成するためのツールとして今後は社会的責任に関する国際ガイドラインの一つ、ISO26000を活用してサプライヤーのサステナビリティ活動を強化していく予定だ。

ISO26000に基づく「サステナビリティ・マネジメント・フレームワーク」は世界で初めてとなり、今回のプロジェクトはISO26000が持続可能な開発に向けてどのような役割を果たしうるのかを示す絶好の機会となる。

そしてこのマークス&スペンサーの「サステナビリティ・マネジメント・フレームワーク」プロジェクトを牽引しているのが、CSR Company International社だ。同社はオーストリアを本拠とする世界を代表するCSRコンサルティング会社の一つで、マークス&スペンサー社のプランA戦略の実行を支援している。同社の代表を務めるMartin Neureiter氏は、ISO 26000が発行される2010年まで、同基準の作成に携わるISOのワーキンググループでトップを務めていた人物だ。

今回ニューデリーで開催されたキックオフイベントでは、Martin Neureiter氏によりマークス&スペンサーおよび同社のサプライヤー大手9社の経営陣に対してISO26000を活用した企業事例を共有され、ISO26000をどのように企業活動に組み込んでいくかについてのキャパシティ・ビルディングが行われた。今回のキックオフを機に、同社のサプライヤー各社はISO26000に基づいて本格的に社会・環境面のインパクトを理解・測定・管理し、自社の事業へのサステナビリティ戦略の統合を進めていく予定だ。

今回のキックオフをきっかけに、南アジアにおけるマークス&スペンサーのサプライヤー各社の事業慣行がどのように変化していくのか、ぜひ同プロジェクトの今後の動きに期待したい。

【企業サイト】Marks & Spencer
【企業サイト】CSR Company International

(※写真提供:Vytautas Kielaitis / Shutterstock.com

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