コーポレート・レピュテーションに特化したリサーチ・コンサルティング会社のReputation Institute(以下RI)は12月3日、CSR分野において高い名声を得ているグローバル企業トップ100社ランキング、2014 CSR RepTrak® Studyを公表した。
2014年度の最新ランキングでは2012年、2013年と首位の座を占めていたMicrosoftを抑え、Googleがトップに選ばれた。また、Walt Disney、BMWがTOP4にランクインしている。
CSR RepTrak® Studyはシティズンシップ・ガバナンス・職場の観点に基づきCSR分野で最も高い名声を得ている企業100社を表彰するもので、CSRやサステナビリティを企業戦略やオペレーションに統合している優れた企業の事例を紹介している。
RIによれば、今回の調査結果は、CSRにおいて高い評判を得ている企業は消費者からより好意的に受け入れられ、「製品を購入してもらえる」「自社をお薦めしてもらえる」「問題が起きたときでも正しい対処をするだろうと信用してもらえる」など、その企業を支持する行動をとってもらえるということを示しているという。
また、同調査は同時に、多くの企業が自身のコーポレート・シティズンシップを市民に効果的に伝えることに苦戦していることを示しており、米国および英国企業の回答者の半分以上は「自社はよき企業市民か?」という質問に対して「中立」もしくは「はっきりしない」と回答したとのことだ。
RIでCSR・評判リスク管理担当のリサーチ・ディレクターを務めるViktoria Sadlovs氏は「消費者は世界的に、シティズンシップの側面から見た企業のパフォーマンスについては未だあまりよく知らないままだ。企業のCSRパフォーマンスに対する一般の人々の認知を向上させていくことはCSR・サステナビリティ活動のROI(投資対効果)を最大化する上で鍵となる」と語った。
2014年のランキングでは、IT、自動車、消費財、メディア・エンターテインメント業界からトップ企業が選出された。トップ10にランクインした新たな顔ぶれとしてはLEGOが挙げられ、Nestleは漏れた。トップ100ランキングは下記からダウンロード可能だ。
【レポートダウンロード】2014 CSR RepTrak® 100 Study
【企業サイト】Reputation Institute
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