【国際】世界の消費者はCSRに積極的な企業を支持。特に新興国でその傾向が顕著に 2015/06/23 最新ニュース

shutterstock_134983721

 世界の消費者の多くは、社会・環境問題の解決に取り組む個人的な責任を感じており、それを共に実現してくれる企業を支援したいと考えている。こう裏付ける調査結果が、マーケティング会社のCone Communicationsおよび調査会社Ebiquityによる2015年度の消費者向けCSR意識調査”2015 Cone Communications/Ebiquity Global CSR Study“と題した報告書でまとめられた。

 2011年版と2013年版に続く同報告書は、GDPが大きい米国、カナダ、ブラジル、英国、ドイツ、フランス、中国、インド、日本の9か国、約10,000人の消費者を対象としたものだ。同調査によると、消費者の9割は企業に対し、利益の追求のみならず社会・環境問題に対して責任を果たすことを求めていることが分かったほか、6割はたとえ給料が安いとしても、環境・社会への責任を果たしている企業で働きたいと回答した。また、8割は自分の日常生活と消費行動においてなるべく環境に優しく、社会問題の解決につながる商品を購入したいと考えているものの、そうした商品が手に入り難いことが最大の課題であると指摘したという。

 Ebiquityの研究責任者を務めるJennifer Ciuffo Clark氏は「今回の調査結果は消費者の消費行動が洗練されてきていることを示しており、こうした消費者にとって行動の原動力、障壁と機会となっているものは何かを把握することがこれから企業にとっては不可欠になるであろう。消費者は企業に社会・環境問題の解決を求めている一方で、自分にも変化をおこす責任があると認識している」と語った。

 また、同報告書は消費者のCSR意識に関する国別の差についても分析している。地域別にみると、インドや中国、ブラジルなど新興国の消費者のほうが、企業が社会、環境に与える影響は大きいと考えており、新興国の消費者の9割以上が社会的責任に配慮した製品を購入し、社会課題の解決に取り組むブランドを支持したいと考えていることが分かった。一般的なイメージとは異なり、先進国よりも日々社会、環境問題をより身近に感じている新興国の消費者のほうが、企業のCSR活動に対して敏感な反応を示しているという興味深い結果となった。

 今後、企業戦略におけるCSRの重要性が益々高まっていくことが示された今回の調査結果。企業にとっては、どのような取り組みを行っていくかだけでなく、消費者とどのようにコミュニケーションを図っていくのかが大きな課題となる。レポートの詳細は下記からダウンロード可能。

【レポートダウンロード】2015 Cone Communications/Ebiquity Global CSR Study
【参照リリース】Global Consumers Willing to Make Personal Sacrifices to Address Social and Environmental Issues, According to New Research by Cone Communications and Ebiquity
【企業サイト】Cone Communications
【企業サイト】Ebiquity

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

Facebookコメント (0)

ページ上部へ戻る