【アメリカ】スターバックス、農家向け融資プログラムに3千万米ドルを追加投資 2015/07/13 最新ニュース

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 米コーヒー大手のスターバックスは6月22日、コーヒー産業のサステナビリティ向上を目的として展開している倫理調達イニシアチブの”Global Farmer Fund”プログラムにおいて、2020年までに更に3千万米ドルの追加資金を投じると発表した。

 今回の投資は同プログラムが開始した2008年の2千万米ドルのコミットメントに続くものだ。非営利融資団体のルート・キャピタルやフェアトレード・アクセス・ファンドらと協働のもと、世界中のコーヒー農家に融資される。スターバックスは同プログラムを通じてこれまでに既に8か国、62の組合、4万人以上のコーヒー農家を支援してきた。

 スターバックスが初めて農家向け融資を行ったのは2000年で、ルート・キャピタルと共にメキシコ、チアパスのEl Triunfo生物保護区におけるプロジェクトに融資した。同プロジェクトは農場経営者に対して主に短期の信用貸付を行うものだったが、現在では農家らへの融資は中長期を含むものへと進化しており、農学や農地再生、インフラ改善などの支援により気候変動への対応に必要となる農業経営の安定性をもたらしている。これらの取り組みはコーヒーの品質やサステナビリティ、そして特にコーヒー産業全体の利益向上に直接的につながっている。

 スターバックスの取締役副社長を務めるCraig Russell氏は「今回の新たな投資は、世界中の農家の支援に対する我々の断固たる姿勢を示すものだ。資本へのアクセスを提供することで、農家はインフラに対する戦略的な投資を行うことができ、そしてそれは彼らおよびコーヒー産業の将来に向けて現在の複雑な状況を管理するために必要となる安定性を提供する」と語る。

 2015年、スターバックスは99%のコーヒーが倫理的な形で調達されたことを認証した。過去15年以上に渡り、同社はコーヒー栽培・製造における環境、社会面のベスト・プラクティス実践に向けて一連の厳格なメソッド開発に取り組んできた。これまでに4大陸で100万人以上の農業経営者や従事者が同社のC.A.F.E(Coffee and Farmer Equity)プラクティスの恩恵を受けている。また、同社の倫理調達プログラムではコスタリカに中心拠点となる農場を購入したほか、ルワンダ、タンザニア、コロンビア、中国、コスタリカ、エチオピアの6か国に支援センターのネットワークを構築している。

 スターバックスの収益の源泉でもあるコーヒー豆の安定調達や高品質を維持するためにはコーヒー農家のサステナビリティが欠かせない。融資を通じた農家の経営支援は同社のサステナビリティを支える核でもある。

【参照リリース】Starbucks,More Than Doubles Global Farmer Loan Commitment to $50 Million by 2020
【企業サイト】Starbucks Coffee Company
【参考サイト】Root Capital

(※写真提供:NorGal / Shutterstock.com

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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