企業の評判に関するリサーチ大手のReputation Institute(以下、RI)は9月17日、2015年度の「Global CSR RepTrak® 100」を発表した。同ランキングはヨーロッパ、北米、南米、アジア太平洋地域の経済大国15か国に住む60,000人以上の消費者を対象とする調査に基づき、CSR分野において世界で最も良い評判を得ている企業を選出するものだ。
2015年度のランキングでは米グーグルが2年連続トップを飾り、他社をスコアで大きく引き離した。2位以下はBMW、ウォルト・ディズニー・カンパニー、マイクロソフト、ダイムラー、LEGO、アップル、インテル、ロールス・ロイス、ロレックスと続く。
Global CSR RepTrak® 100はシティズンシップ、ワークプレイス、ガバナンスの3分野にまたがる企業の統合的なパフォーマンスを反映している。同ランキングで上位を獲得した企業は、社会や環境に対して好影響をもたらしており、透明性や倫理性も高く、従業員にとっても働きやすい職場であると消費者から認識・評価されていることを意味する。
RI社で最高リサーチ責任者を務めるBrad Hecht氏は「CSRは企業の公共アイデンティティの中でももっとも複雑な領域の一つだ。Global CSR RepTrak® 100の企業は良き企業市民として成功しているだけではなく、購買意思決定や他人に製品サービスをすすめる際にますますブランドの評判に頼っている消費者に対し、それらの特徴を伝えることにも成功している」と語る。
CSRはその活動の中身そのものも非常に重要だが、それらの活動がしっかりと消費者をはじめとするステークホルダーに伝わっており、自社のブランド力向上に寄与しているかというコミュニケーションの部分も同様に重要だ。特にソーシャルメディアなどの普及により企業の評判が未だかつてないスピードと規模で広がりやすい昨今では、その重要性がより高まっている。Global CSR RepTrak® 100上位企業のCSRコミュニケーションはぜひとも参考にしたいところだ。
【ランキングダウンロード】2015 Global CSR RepTrak 100
【参照リリース】REPUTATION INSTITUTE ANNOUNCES TOP GLOBAL COMPANIES FOR PUBLIC PERCEPTION OF CORPORATE SOCIAL RESPONSIBILITY
【企業サイト】Reputation Institute
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