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【国際】ダイバーシティに富む企業「D&Iインデックス」世界トップ100社、アステラス製薬が5位 2016/10/06 最新ニュース

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 ニューヨークに本社を置く金融情報世界大手のトムソン・ロイターは9月26日、世界で最もダイバーシティに富む上場企業100社を選出した新リスト「Diversity & Inclusion(D&I)Index」を発表した。調査対象は、同社がESGデータを保有する世界の上場企業5,000社超。ダイバーシティは従業員などの多様性を意味し、インクルージョンは日本語では「社会的包摂」とも訳されるがこれまで社会的に受入れられてこなかった人々を企業やビジネスとして受入れていくという概念。とりわけインクルージョンや「インクルーシブ・ビジネス」という用語は、昨今欧米で頻繁に使われている。トムソン・ロイターは発表にあたり、環境・社会・ガバナンスを指すESG要素が、株価や長期的な利益創出にプラスに作用することが調査からわかってきており、同社の顧客に対してESG要素を提供していくことは大きな価値となると語った。D&Iインデックスの詳細データは、同社が提供する情報端末であるThomson Reuters Eikon上で閲覧できる。

 D&Iインデックスの評価に当たっては、「ダイバーシティ」「インクルージョン」「人材開発」「悪評(コントラバーシー)」の4分野、合計24指標が用いられている。ダイバーシティでは女性比率や女性の管理職比率など、インクルージョンではLGBTや障害者、柔軟な労働時間など指標が用いられた。また、人材開発では従業員教育やキャリア開発など、悪評ではこの分野に関するネガティブ報道の数が評価された。発表された総合ランキングでは、4分野スコアの単純平均で順位付けがなされた。用いられた指標は、同社が独自に収集したデータをまとめた同社のESGデータベースを活用した。

世界トップ15

1位 ロシュ・ホールディング(医薬品)(スイス)
2位 ミシュラン(製造業)(フランス)
3位 ノバルティス(医薬品)(スイス)
4位 ジョンソン・エンド・ジョンソン(消費財・医薬品)(アメリカ)
5位 アステラス製薬(医薬品)(日本)
5位 コンタクト・エナジー (エネルギー)(ニュージーランド)
7位 イーライリリー (医薬品)(アメリカ)
8位 コルゲート・パーモリーブ(消費財)(アメリカ)
9位 シスコ・システムズ(IT関連機器)(アメリカ)
10位 フレッチャー・ビルディング(建築資材)(ニュージーランド)
11位 ポルトガル電力公社(エネルギー)(ポルトガル)
12位 ディアジオ(食品)(イギリス)
13位 ネスレ(食品・消費財)(スイス)
14位 カトマンズ・ホールディングズ(アパレル)(ニュージーランド)
15位 メドトロニック(医療機器)(アイルランド)

 日本企業で25位以内にランクインしたのは5位のアステラス製薬のみだったが、100位以内に資生堂(45位)、花王(83位)、第一三共(83位)、キヤノン(95位)が入った。また、サステナビリティ分野で評価の高い、ロレアル(18位)、P&G(21位)、BASF(25位)、GAP(64位)、HP(81位)、ユニリーバ(83位)なども25位以内に入った。

 米運用会社のマッターホルン・グループなどは、すでにD&Iインデックスをポートフォリオ構築に活用し始めている。

【参照ページ】Thomson Reuters Launches D&I Index – Reveals Top 100 Most Diverse & Inclusive Organizations Globally
【インデックス】Diversity and Inclusion index

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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