【国際】不動産ESG評価GRESB、不動産会社やファンドを対象とした「事前評価」サービス新設 2017/11/21 最新ニュース

 国際ESG不動産評価機関GRESB(グローバル・リアルエステイト・サステナビリティ・ベンチマーク)は10月23日、不動産ESG評価の簡素版「GRBSBリアルエステイト事前評価(GRESB Pre-Assessment)」を新設した。従来の包括的なGRESB不動産評価と比べ、時間や手続きを大幅に削減することができる。GRESBは、これにより、包括的なGRESBリアルエステイト評価を実施する判断や大まかなESG評価をまず実施したいという不動産企業のニーズに応える。

 GRESBは、ESG評価を実施した不動産企業が自発的に設立した機関。現在、不動産会社や不動産ファンド850以上が参加しており、運用資産総額は3.7兆米ドル(約415兆円)。GRESBリアルエステイトデベロッパー、GRESB不動産債券、GRESBインフラストラクチャーの評価も実施しており、インフラでは64ファンド、160アセットがすでに評価を受け、不動産債券でも25ポートフォリオが評価を受けている。GRESBの評価データは、GRESBが把握しているだけでも、世界の機関投資家66団体(運用資産総額は17兆米ドル)以上が活用している。

 従来のGRESBリアルエステイト評価は、不動産物件のESG評価を主眼に置きつつ、物件を管理する不動産企業や不動産ファンドの評価を実施していたのに対し、GRBSBリアルエステイト事前評価は不動産企業や不動産ファンドのESG評価に焦点を当てている。そのため、GRESBリアルエステイト事前評価は、GRESBリアルエステイト評価のうち、物件単位の評価を除き、不動産企業や不動産ファンドのマネジメントとポリシーのみを評価対象としている。これにより、機関投資家が不動産企業や不動産ファンドへのESG投資を行う場合に有効な情報を提供できる。

 GRBSBリアルエステイト事前評価への参加希望者は、2018年4月1日までに必要データとともに参加申請すれば、1ヶ月以内に評価レポートを受け取ることができる。また評価レポート取得後に、詳細結果「結果表(Result Review)」の送付を要求することもでき、見解の相違があれば協議した上で、最終評価レポートを受け取ることができる。参加費用は1社につき3,500ユーロもしくは4,100米ドル。

【参照ページ】Introducing the GRESB Pre-Assessment, a new ESG evaluation for the Real Estate Sector
【機関サイト】GRESB
【サービス】GRESB PRE-ASSESSMENT 
【ガイド】GRESB Pre-Assessment Reference Guide
【ガイド】GRESB Pre-Assessment How to Read your Scorecard

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