【イギリス】政府、休眠口座最大3.3億ポンドを追加で社会目的に活用。ホームレス、障害者、多重債務分野 2018/01/10 最新ニュース

 英デジタル・文化・メディア・スポーツ省は1月4日、休眠銀行口座最大3.3億ポンド(約504億円)を社会目的にために投じる計画を発表した。今後4年間、ホームレス、障害者の若者、地域の慈善団体等の支援に使う。

 英政府は2008年、休眠口座を社会福祉分野に活用する計画を立て、すでに3.6億ポンド(約550億円)が分配されている。今回の発表により、分配額は合計で7億ポンド(約1070億円)近くになる。

 3.3億ポンドのうち、2.8億ポンドの使途対象はイングランド。1.35億ポンドは、英内閣府が休眠口座資金投資のために2012年に設立した独立機関Big Society Capital(BSC)に投じられ、ホームレスやメンタルケアが必要な人々への住居提供、慈善活動や社会企業支援に使われる。BSCは、民間投資家からのCo-Investmentを呼び込む受け皿にもなっており、期待社会インパクトを拡大するスキームをとっている。また、0.9億ポンドは、若年障害者の雇用支援を行うプロジェクトに投じられる。対象となるプロジェクトは、同省と教育省、国営くじ基金「Big Lottery Fund(BIG)」が共同で選定する。残りの0.55億ポンドは、多重債務者救済や低所得者向け金融の分野に投じる。

 3.3億ポンドのうち、0.5億ポンドは、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドが使途対象。Big Lottery Fundに投じられ、各自治政府が使途を決める。

 英政府は、2008年の「Dormant Bank and Building Society Accounts Act」に基づき、15年間手付かずの口座を休眠口座と位置づけている。休眠口座活用に関する独立機関は2017年3月、請求者のいない生命保険や年金等も休眠口座に含めるよう提言しており、政府は目下検討を進めている。


(出所)内閣府

【参照ページ】Government unlocking £330 million from dormant accounts to build a fairer society
【参照ページ】英国における休眠口座資金活用スキームについて

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