コネティカット州エネルギー・環境保護局(DEEP)とインパクト投資ファンドClosed Loop Fund(CLF)は3月26日、州規模でのリサイクルを推進する官民パートナーシップを締結した。2018年にCLFがリサイクルインフラ事業に500万米ドル(約5.3億円)投資する。CLFは2017年に同州ウォーターベリー市での投資を成功させており、今回の州規模での連携に至った。
CLFは、投資会社Closed Loop Partners(CLP)が運営。CLPは、サーキュラーエコノミーに資する事業へのベンチャー投資、プロジェクトファイナンス、助成金提供等複数のファイナンス商品を展開。その中でCLFは、廃棄物削減やリサイクル素材活用のための地方政府や企業の新技術開発に投資している。ウォーターベリー市でのプロジェクトでは、市政府は3年間でリサイクル率を6%から25%に向上させる方針を掲げ、CLFがリサイクル回収トラックと全家庭に設置するリサイクル容器(約430l)の購入資金を手当した。結果、プログロム開始3ヶ月でリサイクル率が12%にまで上がった。
今回のコネティカット州での投資では、地方政府に対しては無利子で、企業に対しては市場相場より低利子で提供される。投資案件は、エネルギー・環境保護局が一次審査を行い、CLFが最終審査を行う。
CLFは2020年までに1億米ドルの投資を目標としている。
【参照ページ】DEEP and Closed Loop Fund Announce Historic Partnership on Funding for Recycling Infrastructure
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