【日本】保険投融資方針の社会・環境格付「フェア・ファイナンス・ガイド」、2018年結果公表 2018/07/29 最新ニュース

 日本の環境NGO4団体は7月23日、保険大手の投融資方針の社会・環境性を格付するランキング「Fair Finance Guide(フェア・ファイナンス・ガイド)」の2018年日本版を発表した。フェア・ファイナンス・ガイドは、日本でも銀行大手を対象に実施してきたが、保険大手を対象にするのは今回が初。銀行ガイドは、ドイツ、フランス、オランダ、ベルギー、スウェーデン、ノルウェー、ブラジル、インドネシア等世界13ヶ国で実施されているが、保険ガイドは日本がオランダに続いて2カ国目。今回の発表は、アジア太平洋資料センター(PARC)、A SEED JAPAN、「環境・持続社会」研究センター(JACSES)、APLAの4団体が実施した。

 今回評価対象となった保険大手は、かんぽ生命、日本生命保険、第一生命ホールディングス、明治安田生命保険、住友生命保険の生保5社と、東京海上ホールディングス、MS&ADインシュアランスフループホールディングス、SOMPOホールディングスの損保3社。「気候変動」「汚職」「ジェンダー」「健康」「人権」「労働」「自然環境」「税」「兵器産業」等16分野について評価を行い、総合スコアを算出した。


(出所)FFGJ

 今年の首位は、MS&ADインシュアランスフループホールディングス。同社は、国連グローバル・コンパクト(UNGC)、国際労働機関(ILO)中核的労働基準、OECD多国籍企業行動指針を投融資基準に採用したこと等により、スコアが2.4(10点満点)と比較的高かった。2位はSOMPOホールディングス、3位は東京海上ホールディングスで全体的に損保のほうがスコアが高く出た。しかしながら、首位で10点満点で1点にも満たない企業が8社中6社もあった。

 同格付は、総合スコアだけでなく、項目別のスコアも公表している。全体的に比較的スコアが高かったのは「汚職」。「ジェンダー」と「透明性」も多少高い。しかし、それ以外はほぼ投融資方針が定められていないことがわかる。国際比較では、すでに実施しているオランダと比べても全般的に低いことがわかる。オランダでの対象企業は、Achmea、エイゴン、アリアンツ、APG、a.s.r.、NN、VIVATの7社。とりわけ労働、人権の分野では大きな差が付いている。オランダでは、個別項目で10点を取得する企業も多数ある。

【参照ページ】日本初、大手保険会社8社の投融資方針「社会性」格付けサイトオープン 首位はMS&AD、2位はSOMPO
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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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