米ブルームバーグ財団と、米ヘッジファンドマネージャーのレイ・ダリオ氏創設のダリオ慈善団体の活動「OceanX」は10月28日、海洋保護のためのパートナーシップを発表した。4年間で総額1億8,500万米ドル(約210億円)を拠出し、複数のプロジェクトを展開する。バリで開催された第5回「Our Ocean Conference」の中で、マイケル・ブルームバーグ氏とレイ・ダリオ氏が発表した。
最初のプロジェクトでは、米国がナショナル・モニュメント(保護地域)に指定している北大西洋の「Northeast Canyons and Seamounts Marine National Monument」にて、OceanXの海洋調査船「Alucia」を用いて海洋探査を実施。海洋保護区の重要性を伝えていく。
ブルームバーグ財団は、2011年から海洋保護の活動を展開しており、すでに6,900万米ドル(約78億円)を投じた。2014年からは「Vibrant Oceans Initiative」を始動し、ブラジル、チリ、フィリピンでの水産資源量の増加に乗り出し、同地域沿岸部での水産詩吟料を390%回復させることに成功した。ダリオ慈善団体の「OceanX」は、海洋環境の啓蒙活動を展開しており、日本近海のダイオウイカ観察でも成果をあげている。
【参考】【イギリス】政府、大規模な海外領土海域を海洋保護区に指定。100万km²で商業漁業を禁止(2016年10月9日)
【参照ページ】Michael R. Bloomberg and Ray Dalio’s OceanX Announce Over $185 Million for New Partnership to Increase Ocean Exploration and Protection
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