
ノルウェー公的年金基金GPFGの運用を担うノルウェー銀行投資マネジメント部門(NBIM)は11月2日、米証券取引委員会(SEC)に対し、議決権行使周りのルールを改善するよう求める要望書を提出した。
NBIMの論点は主に2つ。まず、カストディアン(信託機関)に対する議決権行使の透明化義務の制定。アセットオーナーは通常、保有株式を管理するカストディアン経由で議決権行使を行っているが、アセットオーナーの指示通りにカストディアンが議決権行使を行ったかを確証する手段が現在ない。そのためNBIMは、カストディアンが議決権行使周りでの情報伝達を透明化するルール整備を求めた。
もう一つは、議決権行使権を獲得できる株式保有タイミングについて。現状米国では、株主総会の60日前に株式を保有している株主が議決権行使権を持つ。しかしNBIMは、60日間の間に株主が変わることも多く、また60日前までに通常株主総会決議アジェンダを知ることがないため60日前までに株主売買の意思決定をすることができない。そのため、議決権行使が可能となる株主保有期日を短縮するよう求めた。
【参照ページ】Comments to the SEC on the proxy process
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