【香港】政府、国際イニシアチブ「グリーンボンド誓約」に署名。アジアからの署名は初

　香港政府は4月30日、グリーンボンド市場の発展を約束する国際イニシアチブ「グリーンボンド誓約（Green Bond Pledge）」に署名した。アジアからの署名は同政府が初。香港政府は、債券発行体として、インフラ投資や設備投資では環境配慮が重要との考えに共感し、グリーンボンドの発行に力を入れていく。

　グリーンボンド誓約は、4項目の宣言で構成されており、2018年3月に宣言文が確定。発足したのは、気候債券イニシアチブ（CBI）、CDP、Ceres、The Climate Group（TCG）、Global Optimism、Mission 2020、Citizens Climate Lobby、天然資源防護協議会（NRDC）のNGO7団体と、米カリフォルニア州知事室と同州財務長官室。2018年8月31日に正式に発足し、署名機関募集を開始した。

　発行体としてすでに署名した機関は、米サンフランシスコ郡・市政府、米サンフランシスコ市公益事業委員会、米ロードアイランド州財務長官室、メキシコシティー市政府、米R3 Returns、南アフリカのFedgroup Ventures等。これに今回、香港政府が加わった。また、Luxembourg Green Exchange（LGX）、豪Local Government Super、SPI Partnersも賛同機関として署名している。

【参照ページ】Hong Kong Government signs Green Bond Pledge: First signatory from Asia: 香港特別行政區政府簽署了綠色債券宣言 成為亞洲區首個簽署單位
【機関サイト】Green Bond Pledge

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所