食品世界大手米ペプシコは9月13日、2025年までにバージン・プラスチックの使用量を35%削減する新たな目標を発表した。同社は2018年10月、2025年までにプラスチック容器・包装での再生プラスチック使用割合を25%以上にする目標を発表しており、今回目標を引き上げた。2018年の同社のバージン・プラスチックの使用量は220万t。今回のアクションで2025年までに累計で250万tを削減する。
ペプシコの今回の発表は、再生プラスチック及び代替原料の使用割合を増やすことで、バージン・プラスチックの使用量を削減するというもの。今回まず、飲料ブランド高級水「LIFEWTR」、ジュース「bubly」、水商品「Aquafina」の3商品でのアクションを発表した。
LIFEWTRでは、すでにペットボトルを2020年から100%再生プラスチック(rPET)に切り替える。bublyは、ペットボトルでの販売を2020年から停止し、缶ジュースのみにする。Aquafinaも2020年から米国の外食店舗で缶ジュース・タイプでの販売を開始。小売店については検討を行う。
その他、ジュース「トロピカーナ」では、西欧では再生ペットボトル使用割合を50%に引き上げ、2025年までに100%を目指す。アジアと中南米の一部地域では、「ペプシ」「7UP」「Mirinnda」の3ブランで、再充填可能なプラスチックやガラスビンでの提供を始める。
ペプシコは、炭酸飲料の充填販売イスラエル大手のソーダストリームを2018年8月に32億米ドル(約3,400億円)で買収。充填販売を行うことで、2025年までにペットボトル67億本を削減する効果があることも、今回発表した。
【参照ページ】PepsiCo Accelerates Plastic Waste Reduction Efforts
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